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カッコウの官能小説劇場

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□ ウォッチタワー □

第二章 第二節

 三人が階段を上りきった先は、先程の階と同じような構造だった。床が途切れていて、その下にはスライムが溜まっている。
 前と違うのは、乙女の秘部をいたぶる三角柱の橋が無い。
 代わりに長いはしごが水平に、天井から一メートルほどの高さに渡されている。いわゆる雲梯<ウンテイ>のようである。それが奥の方まで続いていた。

 いまや三人の美闘士は美しい女体を外気に晒していた。
 レイナが身につけるのは金属のブーツと盾を持つ左手の手甲のみで、腰に剣を吊している。ノワも両手両足にオレンジ色の手甲とブーツをしているものの、肝心の胴体部分が剥き出しだ。トモエはもはや素っ裸で、かろうじて残ったサンダルのような履物と、背負っている太刀の留め紐が乳房の間を斜めに走っていた。
 乳房や性器を見せ合いながら歩くのは若い女として抵抗があったが、どうしようもない。お互いに気にしない振りをするしかなかった。

 レイナは頭よりちょっと上にある、はしごの横木をつかんでみた。はしごは等間隔の柱で支えられ、頑丈そうである。潤滑剤が塗られたりもしていない。これなら三人以上の体重がかかっても折れたりはしないだろう。
「問題は、渡り方よね……。ぶら下がって手で渡っていくか、上に乗っていくか」
「上に乗っても立てないよね。天井に頭がぶつかっちゃう。ぶら下がって、ひょいひょい行けばいいんじゃない」
 森でそのような移動を行うことに慣れているワが言う。
「それだと相当手が疲れそうね。ちょっと手を滑らせたら落ちてしまって危険だし。それに……またあのフライングリップがやってこないとは限らないわ」
 もし、ぶら下がっている状態でフライングリップに襲われたら、ほとんど抵抗できない裸体を捧げることになる。もしそれで手を離してしまったら、スライムに向けてまっさかさまだ。
「でも、上に乗っていても、それほど状況が良くなるわけではなさそうです。せめて足で立つことができれば、例えはしごの上でもあんな魔物の好きにはさせないのですが……」
「それでも、落ちにくいだけましよ。前みたいに股間に当たる訳じゃないし……。上から行きましょう」
 そう言ってレイナは丸い横木をつかむと、懸垂の要領で体を引き上げ、はしごの上に体を乗せた。


 レイナ、ノワ、トモエの順番で三人は、水平なはしごの上を、裸体を四つん這いにして進んだ。
 手は横木をつかんでいるが、すねを丸い横木に乗せても、安定せず危険である。だから三人は足をはしごの縦枠の部分に乗せて進んだ。すると必然的に足をはしごの幅に広げた格好になってしまう。

 レイナは自分が今、あまりにもはしたない姿をさらしていることを自覚していた。
 ただでさえ豊かな乳房が下を向いて、釣り鐘型に大きくなって揺れていた。さらに乙女心をさいなむのは、後ろに向けて性器を全開にしていることである。
(ああ、この姿勢だと、後ろのノワにわたしのあそこを見せつけているみたい。
 さっきの三角柱のときのせいで、まだちょっと熱くてじんじんしてる。しかも普段より開いているみたい。いやらしい奥の方まで見られちゃうかも……)
 なんとしても前へ進まねばならず、そのためには裸なのを気にしても仕方のないことだと分かっている。とはいえ今の姿勢はあまりにも恥ずかしすぎた。どうしてもノワ達の視線を意識して、内心羞恥に悶える。
(やだ、ちょっと濡れて来ちゃった。だめ、わたしこんな時にまでいやらしい事を考えていることを知られたら……)

 ノワも似たような状況だった。
 後ろから見ると、レイナが足を交互に動かすたびに、丸くて柔らかそうなお尻が、左右交互に上下する。それが何とも誘うような艶めかしさで、ノワは思わず手を伸ばして触りたくなるのを我慢していた。
 さらにレイナの心配は的中していた。色素の沈殿が少なくて綺麗な肉畝と、ややほころんだピンク色の花びらが、前を向くノワの視界中央で妖しく蠢いている。さらにその上の小さなすぼまりまでもが見えていた。
(ああ、レイナのあそこ、可愛いのにすっごくエッチ。本当はこんなに見ちゃいけないよね、レイナに悪いよ。でも目が離せない……)
 ノワも体の中から甘くうずくような感覚が生まれ、だんだん息が荒くなり、陰部の中がじんわりと濡れるのを感じた。
(ああっ、だめ、外に垂れないで……。ノワどうしてこんなエッチな子になっちゃったの……。
 そうだ、ノワのも同じようにトモエに見られちゃってるんだ。ノワのお尻はレイナみたいに色っぽくないけど……。ああん、でも、凄く恥ずかしい……見ちゃだめえ。)
 
 トモエは後ろから仲間に見られることこそなかったが、塔の主やテナルドの見えない視線を意識せざるを得ない。トモエにとって、女の慎みを全て捨てたような姿勢で移動することはとても辛かった。
(ああ、わたくしのあそこと肛門、犯されて形がいやらしくなってしまったのではないかしら。塔の主はこんなわたしを見て、また淫らな女だとあざ笑っているのでは)
 そして、見まいとしてもノワの幼い性器に目がいってしまう。
(ノワちゃんのあそこが丸見え……。でも花びらも出てなくて、とっても綺麗で可愛いわ。
 子供の頃はわたくしもあのようでした。ああ、ノワちゃんのつるりと清潔なあそこが羨ましい)
 しかし、トモエがみているとそのあどけない秘裂から、透明な雫が一筋流れる。息も四つん這いの運動以上に荒くなっている。
(ま、まあノワちゃんったら。まだ前の階の影響が抜けてないのかしら、可哀相に。
 わたくしが拭いてあげたい。あの可愛いあそこだったら舐めてあげても……。
 や、やだ、わたくしったら。魔物に犯されて身も心も淫らになってしまったのでしょうか)
 いまだ生々しい悲しみと羞恥が、トモエの心に同時に湧き起こるのだった。

 恥ずかしさに耐えながらも、三人は回廊の半ばあたりまで何事もなく進んだ。三角柱の股間責めよりかは大分ましかと思い、このまま最後まで辿り着くことを願う。
 しかしそんな願いも空しく、羽音が響くとフライングリップが前後から飛んできた。
「くっ、やっぱり来たわね。こんな奴らの相手はしていられないわ。ほっといて、一刻も早く終点に着きましょう」

 美闘士は逃げるように四つん這いの移動を早める。屈辱的だが仕方がなかった。
 そんな三人にさらなる屈辱を与えるかのように、フライングリップ達は容赦なく襲いかかる。今や三人ともほぼ全裸で、攻撃場所は無数にあった。

「くっ、や、やめなさい、このっ、あん」
「きゃっ、あふぅん、だめだよぉ……」
「ああっ、いけません、そこはやめて、はぅっ」
 脇腹やうなじ、そして乳首などの敏感な部分を、無遠慮に舐められ、しゃぶられ、吸われ、噛まれる。乙女達はそのくすぐったいような痛痒感に反応せざるを得ない。手で振り払ったり、尻を振って追い払っても、すぐにまたやってきて別の場所を責められた。

 そして何より問題なのは、股間の最も秘すべき部分を空中に向けてさらし出していることだった。
 その最もおいしそうな部分を見逃すわけもなく、フライングリップ達はそこに対しても様々な責めを展開した。

「い、いやあ、そんなところ引っ張らないでぇ」
 レイナは、厚めの肉畝からわずかにはみ出したピンクの花びらを、引っ張って伸ばしては離すという辱めを、連続して受けていた。

「ああっ、ああっ、ああっ、そこだめぇ、ああん、だめなのぉ」
 ノワは後ろについた一体に、長い舌を割れ目にそって這わされた。先端がクリトリスに届いていて刺激してくる。乙女の最も弱い部分を舌先でつつかれて舐められ、たまらず甘くすすり泣くような声を上げる。
 快感に力が抜けて上半身が倒れる。胸のを手でつかんだ横木に当てて、尻を思い切り高く掲げるような姿勢になってしまう。振り払おうと尻を振るが、その程度では離れなかった。
(だめぇ、ノワこんなの嫌なのに、まるでもっとしてって、おねだりしてるみたいだよぉ)

「ひゃうっ、……ああっ、はうぅ、あ、いやぁっ」
 トモエは剥き出しの陰部全体を、二、三度大きく舌を上下されて舐められる。そしてそいつは秘裂に吸い付いて、音を立てながら愛液をすすった。
 その淫らな水音にトモエは羞恥で頭が真っ白になる。思わず腰を下に引いて逃れる。直後思い切り腰を突き出して、たわわな尻肉をそのフライングリップにぶち当てた。思いの外強い衝撃があり、それはすぐ近くの天井に当たって跳ねた。
(わたくしったら、なんというはしたない攻撃を……。でもいい気味です)
 後ろを振り向きながら、トモエは一矢報いたことに少し満足する。
 しかし、そのフライングリップは怒ったように激しく羽ばたいてまた近づいてきた。長い舌を前に突き出して、縦に丸めるようにすぼめて棒状にしている。
(ま、まさか、あれを……)
 と、トモエが思う隙もなく、それは一直線に速度を上げると、トモエのほころんだ秘花の奥をめがけて飛んできた。
「あああぁーーーーーっ!」
 トモエはズブッという音と共に膣内に魔物の舌が入ってく衝撃を感じ、大きな悲鳴を上げた。
 ジュポジュポと音を立てながらフライングリップは前後に動いて舌を抽挿する。ざらつく表面が唾液と愛液に滑って内壁を刺激する。長い舌は奥の子宮口まで届き、先端でそこを刺激してくる。
「あはぁ、はんんんっ、はぅぅ、いやあ、舌を挿れないでえ」

 トモエの哀願するような声に、レイナとノワは何が起こっているかを悟る。自分も魔物の舌を挿入される可能性に気付き、恐怖した。
 思わずノワは、開いた足を守るように閉じる。右手を横木から離して、秘部を隠すように横からおおう。後ろにいたフライングリップは舐める部分が守られると、今度はその上の小さなすぼまりに目を付けたのか、肛門を強く舐め上げた。
「ひゃうあ!」
 ノワは新感覚に驚いて、思わず手を離して上体を上げる。するとただでさえバランスの悪い状態だった横木の上のすねが前に滑り、そこからノワの体が下に抜け落ちた。
「きゃあっ」
 ノワはとっさに手で横木をつかんで落下は免れる。

 しかし今やノワは両手を掲げて横木をつかみ、自らを宙にぶら下げていた。
 頬は林檎のように紅くなって、荒い息を吐いている。幼い裸体はほっそりとしながらも柔らかい曲線で構成されている。胸の控えめなふくらみの頂点では、乳首が桃色を濃くして硬く勃っていた。白く赤ん坊のようにきめの細かい肌に玉のような汗が流れ、秘裂からは汗ではないつゆも流れていた。
 フライングリップ達がこのような獲物を見逃すはずもなく、即座に数体が裸体に群がる。口や舌で刺激されると、クリトリス責めで敏感になっていた柔肌から快感が走る。魔物達は抵抗のできない青い果実を、好きなように弄ぶのだった。
「ひゃうっ、はぅっ。やめてえ、はうぅぅぅん」
 ノワはなんとか懸垂で体をはしごの上に押し上げようとするのだが、その度に甘い刺激に邪魔をされて力が抜けてしまう。
 ノワは股間を守ろうと内股をぴったりと閉じていたが、どうしても小さな隙間が秘裂の下にできる。その隙間にフライングリップが長い舌を差し入れると、愛液を味わうように舐めてきた。
「ひゃっ、ああん、あん、ああ……」
 さらにフライングリップが二体ずつ、ノワの両足のブーツに噛みつくと、左右に引っ張り足を開かせようとしてきた。
「だ、だめえ、やめてぇぇ」
 ノワは足に力を入れて抵抗する。その時秘唇を舐めていたフライングリップが口をすぼめて近づけると、秘肉を割って差し込み、クリトリスを思い切り吸い上げる。
「あっ!ああっ、ああっ、ああっ、あああああああああっーーーーーーーーー!」
 ひときわ高い声を上げて、ノワは絶頂に達した。

「ノワ!」
 このままではノワが落ちかねないと判断したレイナは、体をひねると、仰向けになる形で後ろに向けて倒れ込む。そして手を思い切り伸ばして、ノワの横木をつかんでいる手に、自分の手をかぶせるようにして握った。乳房が横木の間から下向きに揺れる。すぐに乳首をフライングリップに吸い付かれてしまうが、眉根を寄せて耐える。

 絶頂に達したノワは、全身から力が抜け荒い息を吐いている。はしごにも、レイナからの支えがあってようやく引っかかっている状態だ。
 そして抵抗のできない足は、フライングリップによってやすやすと左右に開かれ、ついには百八十度の水平な線になるまで開かれてしまった。
「いやあああぁ、こんなのだめぇ」
 快感で朦朧とするノワの頭に羞恥が呼び起こされる。なにしろ空中で大開脚をして、さらされた乙女の恥部からは愛液をしたたらせているのだ。
 逃れるように頭を振るノワの目に、自分の真下に舌を伸ばして飛ぶフライングリップが見えた。これからされることを思い、恐怖が胃の腑からせり上がる。しかしその裏側には僅かな期待もあった。
「ああうっ」
 ノワの処女穴に、下から魔物の舌が突き刺さる。しかしその肉穴の狭さゆえか、上へ向かう力が足りなかったのか、浅い部分で止まってしまう。
 ノワは自らの乙女が守られたことに安堵した。しかし、その瞬間もう一体のフライングリップが下から飛び上がってきた。そして舌を挿している仲間に叩きつけるような体当たりをした。
「んあああーーっ」
 みちっ、と言う音がして鈍い痛みが股間から広がる。自分の内部に暖かく柔らかい異物が侵入してくるのが感じられた。
(ああ、ノワ処女じゃなくなっちゃった……ごめんなさい、戦士長……)
 ノワの目尻から涙が流れ、フライングリップには一筋の赤い血が流れた。
 舌を根本までノワに突きさしたフライングリップは、その顔でもあり体でもある球体を陰部に押しつけながら、中の舌を動かした。舌の先端が穴の奥の子宮口を舐め、内壁をざらつく舌で擦り、Gスポットを連続して押す。破瓜の痛みはまだあったが、それ以上に体の中から生まれる初めての快感は全身に広がり、ノワの思考をかき乱した。
「ひゃうっ、あひゃぁっ、はうぅん。……ふわぁ、き、気持ち、んぁっ、ああっ、いいっ。
 ……す、凄い、こんなの、ノワ、だめになっちゃうぅ!」
 ノワはろれつの回らない舌足らずな声で快感を訴える。その幼さを感じさせる声と淫らな内容が背徳的に回廊の石壁に響いた。
 他のフライングリップもノワの周りを飛んで、膨らんだ乳首を甘噛みし、脇の下を舐め、へその穴を突く。全身が敏感になったノワには、全てが快感を生む行為だった。魔物達のなすがままに性感を高められ、ノワには抵抗する術はなかった。そして最後の時がやってきた。
「はぅう、はあん、ああ、ああ、きゃふぅ、なに……、はぅん、何か出ちゃう……。
 あっ、あっ、あっ、あっ、だめっ、あっ、あっ、あんああああっーーー!」
 ノワは嬌声を上げて、絶頂にまで押し上げられた。空中で首をのけぞらして、開いた口からはよだれが垂れる。膣が自動的にうねり、魔物の舌を締め付ける。その時ノワの割れ目から、水鉄砲のように透明な液体が噴出した。
 その液体にフライングリップ達は争うように群がって口で受け止めようとする。ノワは荒い息を吐き、半ば気を失って絶頂の余韻に浸っていた。白魚のような体が空中で、二、三度痙攣する。

「ノワ! 大丈夫? しっかりして、ノワ!」
 レイナが心配そうに声をかける。先程から右手でノワの腕をつかんでなんとか上へ引っ張り上げようとしているのだが、力を入れようとする度にフライングリップに邪魔をされてうまくいかない。
「ノワちゃん、可哀相に……」
 トモエが前に進んできて、痛ましそうに言った。
 トモエもフライングリップに舌で犯されて、一度絶頂に導かれていた。その後なんとか引きはがして、壁に投げつけてきたのだ。
「くっ、とにかく、こいつらをなんとかしないと。数が多すぎるわ」
 しかし、はしごの上では剣を振るうことすらままならない。ある意味、三角柱の上より不利だった。
(先程は、レイナさんはスライムを汗の付いた鎧でおびき寄せてくれました。フライングリップも体液に群がるから……。でももう私達は裸で、おびき寄せるものなんて何も無い。……そうだわ!)
 トモエに、ある考えが閃いた。それは、実行するのは辛い方法だった。しかし、フライングリップ達はまだノワの体を弄び、ノワは快感にすすり泣いている。迷っている暇はなかった。
「どうしたの?」
 トモエの顔に決意が浮かぶのを見てレイナが聞く。
「わたくしが、魔物を引きつけます。その間にレイナさんはノワちゃんを引き上げて下さい」
「一体どうするの? トモエ!」

 レイナの問いには答えず、トモエはその身をはしごの間にすべらせ、横木をつかんでぶら下がる。ノワと同じような状態になった。
 トモエの宙に浮く裸身は美しかった。ノワとは対照的な、砂時計のように大きくくびれて膨らむ女らしいシルエットである。豊かに張り出した胸はぶるんと揺れて、紅色の乳首が上下した。
 トモエは深呼吸すると、自らの右足を真横に上げていった。優美さすら感じられる上げ方であった。角度は九十度を超え、足先が頭と同じ高さになるくらい、高く掲げられた。日頃武者蹴りで鍛えた柔軟性と筋肉ゆえだった。
 薄い茂みの向こうで、肉花が花開き、先程まで舌で犯されていたせいで愛液が垂れて太ももをつたう。
(ああ、わたくしったらこんな慎み無い姿を。でもノワちゃんを助けるためよ。もっと恥ずかしいことでもやらなくては……)

「トモエ!」
 レイナはトモエが我が身を犠牲にしようとしているのかと思った。しかし、そうではなかった。
 この美しくも恥ずかしい姿勢を空中でとると、顔を真っ赤にしたトモエが叫ぶ。
「あなた達! 体液が舐めたいなら、こっちにいらっしゃい!」
 突然、トモエの開かれた股間から小水が放たれはじめた。尿は右側へ向かって放物線を描き、はしごを支える柱の一本に水音を立てて当たる。
(くぅっ、こんな風に用を足すなんて、わざと人に見せつけているみたい。恥ずかしすぎます。おかしくなってしまいそう)
 本日二度目の公開放尿だった。それでも裸で宙づりになって足を上げて用を足すという、異常な行為の恥ずかしさは全く減じないのだった。
(こ、これも全てノワちゃんを助けるため……)
 そう思い上を見ると、レイナが驚いた表情で自分を見つめているのと目が合ってしまった。
(ああ、レイナさんに見られてます……。お願い見ないで、そんな風に。こんな恥ずかしいわたくしを見ないで下さい)
 芯の強いトモエも、羞恥の余り思わず涙がこぼれるのであった。

 トモエの恥辱の甲斐があったと言うべきか、トモエの空中放尿が終わる頃には、フライングリップの多くが柱に群がり小水を舐めていた。

 驚いたレイナも、トモエの行動の意味が分かると動きはじめた。
 しかし、まだレイナの後ろに数体のフライングリップが残っていた。ノワを引き上げようとする度に股間を舐め上げたりして、邪魔をしてくるのだった。
(くっ、どうしよう。このままじゃトモエのせっかくの行為も無駄になっちゃう)
 後ろのフライングリップを恨めしげに見ながら悩む。
(そうだ、わたしもトモエと同じことをすれば……)
 そう思いついたレイナは一瞬、利尿剤のせいでお漏らしをさせられたことを思い出し、強い恥辱が蘇る。
(ううん、あんな事乗り越えなくちゃ。ノワを助けて、前へ進むのよ)
 そう決心するとレイナは四つん這いの姿勢のまま、右足上げる。股間の秘裂が開き、ほころんだ花びらの奥に処女穴が見えた。
(くぅっ、こんな姿勢まるで犬みたい。姿勢だけじゃないわ。裸で、人の見てる前で……おしっこをするのよ、わたし。
 ううん、あの清らかなトモエだって、辛くても自分からやったんだもの。わたしだって……)
 レイナは何度か荒い息を吐く。主人のためらいを表すかのように、肉穴がぴくぴくと何度か震える。そして、はじめは少量が流れだし、やがて強い勢いで小水が放出された。それは、横木の間を抜けて、柱に当たってしぶきを上げる。
「はあぁ」
 思わず声が漏れる。ちょうどその時トモエが懸垂で体を上げて、胸を揺らしながらはしごの上に上がってきた。
 向かい合った二人の目が合い、先程と立場が逆転する。犬の格好で小便をするレイナを見て驚きを隠せないトモエ。すぐに事情を察して顔を背けるが、乙女の羞恥心には手遅れだった。
(ああ、こんな一番見られたくない姿を見られるなんて……。恥ずかしくて死んでしまいたい)
 既に一度は互いの放尿姿を見せ合った仲ではあるが、それでも恥ずかしさは同じかそれ以上だった。

 二人の空中放尿のおかげで、フライングリップは全て柱に群がって、それを舐めるのに必死だった。自由に動けるようになった二人は、急いでノワを引き上げると抱くようにして前に進んだ。そして、フライングリップが再び襲いかかってくる前に、なんとか終着点の床に着くことができた。


 三人とも荒い息を吐いて、ようやく体を休める。フライングリップ達は、安定した床に立つ美闘士に手を出すのは危険だと知っているのか、もう襲っては来なかった。

 体を横たえ手を太ももの間に挟んでいたノワが、手を抜いてみると、そこには赤い血が付いていた。頭がはっきりして来て、それが破瓜の血だと思い出す。ノワはしばらく肩を震わせると、声を上げて泣き始めた。
「ノワちゃん……」
 子供のように泣きじゃくるノワをの顔を、トモエが胸に抱きしめる。柔らかな乳房に挟まれて、なおもノワは泣き続けた。レイナも後ろから背中に胸を押しつけて、あやすように頭を撫でる。
「大丈夫よ、ノワ、辛かったわね……。でも、もう大丈夫だからね」
『くくく、あどけない顔をして、大した乱れっぷりだったな。そんなに魔物の舌が気持ちよかったのかね、ノワ。
 幼いのはあまり好みではないが、純真な振りをして実は淫乱というのもなかなかそそるものだ。しかし、こんなに早くおまんこの味を覚えてしまって、将来が不安だな、ふははははは』
「お、おやめなさい。そんな酷い言葉を聞かせないで」
 いつものように突然響く塔の主の声に、トモエはノワの耳をふさぐように強く抱く。
「ううううううう、ぐすっ。
 ご、ごめんなさい。ノワ気持ち良くなっちゃったの。あ、ああいうことされるのが……。
 ノワ、悪い子なの。ううっ」
 そう言うと、またノワは泣き続けた。
「ノワ。ノワは悪い子なんかじゃないわ。あれは仕方がなかったのよ。女の子ですもの……。
 悪いのはああいうことをさせた塔の主なんですからね」
『おやおや、魔物に初めてを犯されて潮を吹くのが普通の女の子なのかな。
 ノワ、本当はあれが嫌じゃなかったんだろう。それどころか今でも、また同じことをして欲しいと思っているんじゃないか。それを認めるのが怖くて泣いているんだろう』
 ノワはびくっと肩を震わすと、顔を横に振って泣きじゃくる。
「ノワ……、可哀相に。あんなやつのいう事に耳を貸しちゃだめよ。自分を悪い子だなんて思わないで。ノワが強くて優しい子だってことは、わたし達が知ってるわ」
「そうですよ。ノワちゃんは心の綺麗な女の子です。……魔物に感じさせられたくらいで汚れることはありません」
『くくくく、それはどうかな。純粋でいられたのは何も知らなかったから、一度快楽を知ってしまえば、淫らな本性を押さえられなくなる。
 レイナ、トモエそれはお前達も同じことよ。フライングリップに舐められて随分良い声で啼いていたではないか』
「くっ、黙りなさい」
『しかし小便でフライングリップをおびき寄せるとは、恐れ入った。もしかして、人前でおまんこを開いてするのが気に入ってしまったのかな。なんだか気持ちよさそうな顔をしていたぞ。伯爵令嬢や神に仕える巫女と言っても、一皮むけばそんなものかな……。ふははははははは』
 塔の主の笑い声が響き、レイナとトモエは恥辱に唇をかみしめて耐えるしかなかった。
 それを聞いたノワが、震えながら泣き顔を上げた。
「うぅっ、ぐすっ。トモエも、レイナもノワを助けようとしてくれたんだよね……。ごめんなさい、ノワ迷惑かけちゃって」
「ノワちゃん。そんなことないのよ。あんなこと……たいしたことありません」
「そうよ、ノワが無事……で良かったわ」
「ノワ、もう泣かないよ。ごめんね、二人に甘えちゃった……」
 そう言って、ノワは涙を拭きながら立ち上がる。
「助けてくれて、ありがとう。……今度はノワが絶対レイナもトモエも守るからね」

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