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カッコウの官能小説劇場

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第一章 第二節

 扉の開けた先は、前の部屋と全く同じ部屋だった。正面に扉があり、左の壁が一面の鏡になっていた。そして鏡には同じように鍵の入った男性器型のゲルキャンディが付いていた。唯一違うのは扉の鍵穴が三つあることだった。

「何よ、わたしたちにまた同じことをやれっていうのかしらね」
「どうやらそのようですわね。まったくもう!さっさと済ませてしまいしょう」

 一度やったことで抵抗感は薄れたのか、三人はまた鏡の前に跪いてゲルキャンディを口の中に含む。そして同じようにそれが起ちあがったところで異変が起きた。
 鏡の中で映っていた自分がかき消え、何か別の肌色のものが映ったのだ。さらに上から男の声がした。
『うーん、気持ちいいよベイビー』
「なっ!?」
 レイナは驚いて口を離す。そして鏡に映っているものを見て更に驚き思わず跳びずさった。トモエとノワに至っては悲鳴を上げて尻餅をついた。
 鏡に映っているのは素っ裸の三人の男だった。いずれも若く、見せびらかすような筋肉質な体をしている。ゲルキャンディが彼ら自身の男性器に見えるように、股間の部分と鏡から突き出たゲルキャンディの位置を合わせて正面を向いて立っている。
「きゃー、なに!誰なの!」
 ノワが目を指で覆いながら叫ぶ。
『君の恋人だよノワ。さあ俺のチンコを気持ちよくしてくれ、大好きだろう?』
「なっ、なっ……」

「落ち着いて、ノワ。こいつらは本物の人間じゃないわ。鏡に映した魔法の幻影か何かよ」
 思わず剣に手をやり、戦士の目で観察したレイナがいち早く真実に気がつく。
「そ、そんな、まるで本物そっくりに見えますが……」
 トモエも指の間から確認しながら言う。
 よく見ると鏡に映っているのはこの部屋のままなのに、部屋に存在しない男達だけが付け加えられている。男達は整った顔立ちだがどこか個性に乏しく作り物めいた感じがした。
「これも、わたくしたちを辱めようとする塔の主の嫌がらせですね……」
 見慣れない男の裸を見て動転した恥ずかしさを隠すように、怒りを込めた口調でトモエが言う。
 その間にも鏡の中の男達は、『どうしたんだい、チンコが柔らかくなっちまったよ。早くもう一度その可愛いお口でカチコチにしてくれよ』などと卑猥な言葉を投げかけてくる。
「こいつらも結局作り物よ、本物じゃあないんだから気にせず無視して鍵を取っちゃいましょう」
「ええ、そうですね……」
 男達から目を背けたままでトモエが同意する。シズカを助けるという目的がなければ、このような汚らわしいことは絶対やりたくないのだろう。それはレイナも同じだった。

 いくら本物ではないと頭で分かっていても、男性器の形をした単なる物体と、まるでそこに存在するように見える男の股間から生えているモノでは、それを口にする時の抵抗感と屈辱感は全然別物だった。三人はそれに耐えつつ、ゲルキャンディを温める作業を再開した。

 レイナがゲルキャンディをなめしゃぶっていると、鏡の中の男が話しかけてくる。
『おおう、気持ちいいよレイナ。僕のチンコに君の舌が絡みつくのを感じるよ。熱くてザラザラしてる。全く君の口は男のチンコを舐めるためにあるような口だね』
(そんな訳ないでしょ!馬鹿じゃないのまったく・・・・・・)
 返事をしても意味がない、この幻影を操っている塔の主を喜ばせるだけだと分かっているので、レイナは無視して頭と舌を動かし続ける。
『ヴァンス家の跡継ぎともあろうお姫様が、一体どこでこんないやらしいチンコのしゃぶり方を覚えたんだい?まあ、お高くとまっている上流階級ほど乱れているっていうのが世の常だからな。子供の頃から何本も男のチンコをくわえてきたんじゃないか?』
(下種っ!もしこいつが本物の男だったら、絶対にただじゃおかないのにっ・・・・・・)
『それともあれか。お姫様が家を飛び出したのはいいけれど、世知辛い下々の社会で生きる術も知らずに、その体を使ってパンや宿をあがなっていたのかな?そりゃあこんな美人が大きなおっぱいを見せびらかして歩いているんだ、客はいくらでも寄ってきただろう』
(くっ)
 確かにレイナが家出をして間もない頃、無償の好意を提供されるものだと思ってついて行った男が当然のように肉体を要求してきたことがあった。その不埒な男はレイナに一発食らわせられるとほうほうの体で逃げていったが、レイナは自分の世間知らずさを思い知らされ惨めな気分になったものだった。
 レイナはゲルキャンディを口にふくんで頭を動かしながら上の方をにらみつけた。しかし、底の浅そうな美男がにやけた笑をはりつかせて、
『うーん、いいねえ。気位の高い女がチンコをしゃぶりながら上目遣いで見上げてくるのは、最高にセクシーでそそるよ』
と言ったので、レイナの屈辱感が増しただけだった。

 トモエの前に映る男も、自分の股間に顔をつけて必死で口を動かすトモエにいやらしい言葉を投げかけていた。
『うーん、気持ちいいよ、最高だ。なんといっても、神様に身を捧げたはずの清らかな巫女さんが、俺のチンポをしゃぶっているっていうのが、たまらないな』
(これは、ただの物です。男の人の……なんかじゃありません。しっかりするのよトモエ、幻影などに惑わされては武者巫女の名折れです)
『もっとも巫女っていっても結局は女だからな。男を求める本性は押さえきれないか。故郷から遠く離れて、お前を知っているやつは誰もいないもんなあ。本当の自分を存分にさらけ出せるってもんだ。今まで我慢してきた分、欲しくて欲しくてたまらなくなっちまったんじゃないか。だからこんなに必死に俺のチンポにむしゃぶりついているんだろう』
(シズカさんはもっと酷い辱めを受けたのですよ。この程度のことが我慢できないなんて、シズカさんに顔向けできません。一生懸命やればすぐ終わります。耐えるのです・・・・・・)
『押さえてきた女ほど、いったんたがが外れると歯止めがきかないって言うからな。そろそろ、お前のアソコの方も濡れてきたんじゃないか』
(・・・・・・っ!違います!これは汗です。これをやっているとなぜだか妙に体が熱くなってしまうから。汗が下に流れていっただけです)
『チンポをしゃぶっているだけで濡らすなんていやらしい女だな。でもな、男ってのはお前みたいに一見清楚で実は淫乱って女が一番そそられるんだ。巫女ってのは上古においては娼婦だったって話もあるぜ。クイーンズブレイドなんかやめて、この大陸で娼婦になればいい。お前の異国風の美しさ、男好きのする体。お前のおまんこを見るために金貨が積み上がり、一夜お前を自由にするために身代をつぶす男が列をなすぜ。そんな風に群がる男に身を任せる人生は気持ちいいぞ、それがお前の心の奥底にある本当の望みだろ』
(ああ、マサカド様、お助けください。どうかわたくしに耐える力を、この試練を乗り越えさせてください・・・・・・)
 トモエはぎゅっと目をつぶると、よりいっそう激しく舌を絡め、音を立てて動かすのであった。

 ノワの前の男はいつの間にか若い男から、固太りの中年男に変わっていた。
『可愛いねえ、ノワちゃん。君みたいなあどけない女の子にチンチンをしゃぶられてると、ほんと天国にいる心地だよ』
(っ!何なの、一体) 
 ノワは全身に走る汚辱感に耐えて中年男の股間のものをしゃぶり続ける。
『いやあ、実はおじさんにもちょうどノワちゃんくらいの娘がいるんだよ。もし娘がこんなことしていたら、おじさん大ショックだなあ、まあそんなことはあり得ないけどね』
(何言ってるのよ、もう)
 惨めさに涙がこぼれそうになる。
『でも、ノワちゃんは仕方ないよね。まだこんなに小さいのに、森の番人だなんて村から体よく追い出されて。寂しくってしょうがなかったろう。それで男の肌の暖かさを覚えちゃったんだね。今日はおじさんのチンチンに思い切り甘えていいんだよ』
(そんな、ノワそんなんじゃないもん!確かに寂しくって寂しくって辛いときもあったけど、森は好きだったし、ルーもいてくれた。何より戦士長が・・・・・・戦士長がいてくれたもの)
 何事にも厳しく、それでいて暖かく包んでくれるような戦士長アレインのことを思うと、ノワは勇気づけられる気がした。同時にアレインに今の自分の姿を見られたらと思うと、胸が鋭く痛む。
『でも、ノワちゃん。そんな風にいつもおまんこを剥き出しにして男を誘うのはちょっと過激すぎるんじゃないのかい。そりゃあ、ノワちゃんの可愛いおまんこを見た男はみんな、そいつにいたずらしたくなってホイホイついて来ちゃうだろうさ。でも、誰でも彼でもっていうのは良くないんじゃないのかなあ』
(違うよ、ノワそんなことしてない!エルフの村ではこれが普通なんだもん。葉っぱで隠すのは戦士の装束だし。森の番人として動きやすいように腰布短くしたから見えやすくなっちゃっただけなんだもん。)
『それにしても、まだ若いのにノワちゃんのチンチンの舐め方はいやらしいなあ。好きのものこそ上手なれってことかな。やっぱりハーフエルフってのは生まれついて淫乱なのかい。何しろ異種族でも我慢できずにやっちゃう親から生まれるんだものね』
(!!)

 ノワの生まれを揶揄する酷い言葉がノワの心をえぐる。見開いた目から涙がこぼれる。思わず口を離しそうになったとき、ノワの手が柔らかく暖かい感触につつまれた。
 三人の真ん中にいたレイナがゲルキャンディをくわえながらノワの手を握っていた。
 心配そうな目でノワを見る。手から温かさが伝わってくる。
(気にしないで、ただの幻影の戯れ言よ。ノワのことは私たちがよく知っているから)
 見ると、レイナはトモエとも手をつないでゲルキャンディをくわえて口を動かしていた。
 レイナは引き留めるために手を掴んだのではなく、大丈夫だと力づけるために手を握ってくれたのだろう。もし今やめたとしても、文句を言われたりしないだろう。
(でも、二人だってこんな嫌なことなのに頑張っている。あたしだけが一人隅で泣いているなんてできないよ。戦士長に言われてクイーンズブレイドに出る旅に出て、あたしだって強くなったんだから。友達だってできたんだから)
 ノワはゲルキャンディを深くくわえ直して鼻で深呼吸すると、手に温もりを感じながら深いストロークを再開するのだった。

 その後も鏡の中の男達は三人をさんざん辱めるような言葉をはいたが、互いを知る仲間がいることを確認した彼女たちはそれを無視し続けた。そして一回目と同じようにほぼ同時に三本のゲルキャンディは崩壊し、鏡の中の男達もそれに合わせてかき消えた。

『ほほう、意外とあっさり終わらせてしまったな。純真な乙女には結構こたえるだろうと思っていたのだがね』
「・・・・・・舐めないでよね。わたしたちを甘く見たことを絶対後悔させてやるわ。この剣にかけて、わたしとわたしの友人の名誉を汚した報いを受けさせてやる!」
『ふふふふ、威勢が良くて結構なことだ。それでは次に進みたまえ』

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