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カッコウの官能小説劇場

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□ 騎士姫の復讐 □

第一章 散らされる処女花

 アンネロッテは今、両手を革ベルトで水平に張り出す木の枝に縛られ、万歳の格好で若い肢体を吊されている。
 なんとか地面に足はつくが、腕に力を入れても、池のほとりに立つ太い樫の木の枝はびくともせず、せいぜい胸当てからはみ出た乳房が揺れるのみだった。

「ふう、やれやれ、久しぶりにこんなもん着けると重くてしょうがないな」
 代官の男は、そう言って鎧兜を脱いで放り出すと、元の粗末なズボンのみの姿に戻る。
 そして自らの獲物の優美さに感嘆するように、じっくりと自由を奪ったアンネロッテを眺めるのだった。
「叛乱の騎士姫アンネロッテ、その正体はクロイツ辺境泊の長男アルフォンス。あの盾側から来る剣はクロイツ騎士の技だな。知らなかったら、やばかったぜ」

「くっ、この……」
 卑怯者、と言いかけてアンネロッテは言葉を飲み込んだ。
 達人級の技量を隠していた男に騙されたという悔しさがあるが、それは闘いの駆け引きである。騎士団での試合ならともかく、真剣勝負で言えることではない。完全に相手が一枚上手で、してやられたのだ。
 悔やんでも悔やみきれないのは、ただの小物と見て油断していた自らの未熟さだった。
 アンブロシウスに乗って戦えば、せめて隠し持っていた小剣の存在にもっと注意を払っていたら、と自由を奪われた今となっては詮無い考えだけが頭の中を駆け巡る。

「女王のクロイツ領討伐の後、父と仲間の仇を討つため、たった一人で女王暗殺を試みるも失敗。その後、周辺地域で叛乱活動を行う。亡国の公子ならぬ姫の復讐流離譚か、泣かせるねえ。」

「私をどうする気だ。ガイノスに引き渡すのか?」
 あくまで毅然とした態度を装って、アンネロッテは尋ねる。
 このようなところで女王の部下に捕まり、行く末は王都での処刑かと思うと、恐怖よりも、情けなさや、信頼してくれた仲間への申し訳なさが勝る。

「さて、上に報告すると、ガイノスまで連行するか、お偉いさんを迎えねばならないな。どっちにしろ面倒なことだ。そんなことに時間を費やすのはごめんだな」
 それを聞いてアンネロッテは不審を覚える。
 自分を捕えたとなれば、かなりの報奨と出世が約束されるはずだ。金で地位を買った代官のくせに、そういったことには興味がないのだろうか。

 ほんの少しの希望を抱いたアンネロッテが言葉を発するより早く、男が言った。
「それよりも、聞きたいことがある」
 男はアンネロッテの目の前に立つと、凄みをきかせた目を向ける。
「どうして、こんな辺鄙な村にわざわざ来た? 村の奴らに頼まれたのか? 村に住み着いた悪鬼をぶち殺してくれってな」
「……私一人の、自らの判断で来たのだ。誰に頼まれずとも、暴虐を振るう女王の配下を放ってはおかん」
 それだけ言うと、アンネロッテはこのことについては何も喋らないと言うかのように、唇を引き結んで、そっぽを向いた。

「ふん、まあいいだろう」
 男は酷薄そうに唇を歪めて言うと、ポケットから薬瓶を取り出して緑色の中身をあおった。

「それにしても、美しいな。回状によると、最近まで男の振りをしていたそうだが、そんないい体をしていて、よく周りが騙せたもんだ。クロイツ騎士団の男は目が節穴だったのか?」
 男はアンネロッテの周りを歩いて、自由を奪われた体を全方位から舐め回すように眺める。
「貴様っ、騎士団への侮辱は許さんぞ!」
 アンネロッテは美しい頬を真っ赤に染めて怒鳴る。
「本当のことだろう。胸も尻もこんなに生意気に張り出してやがる。どうしたら男に見えるってんだ」
 男は、後ろからアンネロッテの尻をスカートごしに撫で回す。アンネロッテは突然のいやらしい手つきに逆上した声を上げる。
「なっ、よ、よせっ、そんなところを触るなぁっ……。あっ、何をする!?」
 ガチャガチャと金属音が鳴り、ぴったりと体に寄り添う重みが変化する。男が後ろから鉄胴を外そうとしているのだ。
(そ、そんな!? これを外されてしまったら、その下は……)
 アンネロッテは焦りのあまり口をぱくぱくさせる。
 なんとか止めさせようと尻を振って体をよじらせるが、大した妨害にはならず、男は複雑な仕組みのベルトと金具を少しずつ緩めていく。

「や、やめろぉ! こんなことをして何になる! あっ、だめぇっ」
 ようやく声を出した途端、ついに華麗な装飾の鉄胴は前後の部品に分かれ、音を立ててアンネロッテの足下に転がる。
 同時に押さえつけれていた胸の膨らみが解放されて、ぽよんと弾むと、そこにそよ風の涼しさを感じる。アンネロッテは今、以前は必死で隠してきた自らの女のしるしを陽光の下に放り出したことを悟る。

「あぁっ」
 アンネロッテは羞恥のあまり、弱々しい声を上げてしまい、その自分の声にさらに恥じ入る。
「くくく、流石に鍛えてるな。踊り子みたいな美しい背中だ。さて、前の方はどうかな」
「や、やめろっ、来るなっ、見るなぁ……」
 アンネロッテの必死な声色にも頓着せず、男は一度アンネロッテから離れ、焦らすようにゆっくり大股で前に回ってくる。

「ほほう、こいつは凄い。まるで芸術品だ」
 アンネロッテの正面で、思わず素の本音が出たように男が呟く。

 実際それは、自然の生んだ芸術品だった。
 女らしくなよやかな胴体に、広い底面積を取って半球型に大きく盛り上がっている。
 重力に逆らって一切の型くずれのないその曲線は全てを受け止めるがごとく優しく柔らかい。
 頂点では薄紅色の乳輪が真円で僅かに盛り上がり、可憐に突き出た乳首が主の激しい動悸に合わせて儚げに揺れていた。

「~~~~~~~~~~っ!」
  アンネロッテは恥ずかしさのあまり、声にならない声を上げる。
 頭上に腕を縛られ、胸を隠すどころか前に突き出さざるを得ない状態だ。思わず、目を堅くつぶって、真っ赤になった顔を振り、体を激しく悶えさせてしまう。
 それによって、豊かな乳房が弾力のある柔らかさを強調するように揺れる。そのことが一層アンネロッテの羞恥心を苛むのだった。

 アンネロッテは女であることを隠し、男として育てられた。
 しかも、勇猛なるクロイツ騎士団の一員となるべく、団長たる伯爵の長男アルフォンスとして育てられたのだ。
 アルフォンスであったとき、育ちすぎた乳房は、絶対に隠しておくべき秘密だった。
 もし、誰かに見られでもして、女であることを知られてしまったら、尊敬する仲間達の自分を見る目が変わってしまうかも知れない。それが何より恐ろしかった。
 騎士団は女王の軍隊により殲滅され、アンネロッテは女王との一騎打ちに負けた。
 それ以来アンネロッテは女であることを隠すことを止め、美闘士として生きていくことにした。
 それが、尊大に自らを誇示する女王の強さに近づくために必要だと思ったからだ。

 それでも、長年男として振る舞ってきた心根は一朝一夕には変わらない。
 アンネロッテ自身は、自分は男だろうが女だろうが誇り高き騎士であることは変わらない、と自らを律してきた。死んでいった仲間のため、苦しむ大陸の民草のために、騎士として女王の暴虐に抵抗するのだと。

 その自分が今、女王軍の末端である代官に鎧をはぎ取られ、女の象徴たる柔らかな乳房を剥き出しにされている。男のいやらしい視線を、乳房に直接触られるように感じて、柔らかいそこを逃れるように揺らせてしまう。
 耐え難い恥辱であった。自分が自分でなくなってしまうような気がした。
 しかし、アンネロッテは泣き叫びたくなる気持ちを、騎士としての誇りをよすがに必死に抑え込む。
 歯を食いしばって、うつむいてしまいそうになる赤い顔をなんとか持ち上げた。ぶるぶると震えながらも、涙でにじむ目で男をにらみつける。
「下種めっ、こ、このような辱めで、私は屈したりはしないっ……」

 それに対して男はさもおかしそうに笑う。
「おやおや、おっぱいを見られたくらいで真っ赤になっちまって。なんとも純情な騎士姫様だぜ。半分くらいは、はなから見えてたじゃねえか」
「だ、黙れっ」
 女であることを隠さないことと、女の部分を無理矢理見られることは全然違う。自分が強さを最も発揮するために選んだ格好と、自由を奪われ惨めにさらけ出されることを一緒にするな。
 アンネロッテはそのようなことを思ったが、屈辱に血が上った頭にそこまで言葉が回らない。

「こんな、揉み心地の良さそうなおっぱいを、半分だけ見せつけるなんて男にとっちゃ目の毒だぜ」
 男は、無礼な両手を伸ばすと、下から持ち上げるように豊乳を揉んだ。
「ああっ、いやっ、よせ、触るなぁっ」
「おおう、本当に夢のような揉み心地だぜ」
 男の指は太く長い。その無骨な指が意外にも繊細に動く。
 誰にも触らせたことの無かった乳房から、かつて味わったことのない複雑な感覚が送られてくる。くすぐられるようでいて、それより強い刺激だ。
 その未知の感覚にアンネロッテはパニックになった。
「ひゃっ、ひゃぅっ、やめろぉっ」
 無意識に、足が動いた。
 アンネロッテの前蹴りが男の腹に直撃した。男は突き飛ばされて仰向けに倒れる。

「あいてててて、揉み心地に油断したぜ。足癖の悪いお姫さんだな」
 男は、いやらしい笑みで余裕を見せながら立上がった。
 吊られた状態では、体重もかけられず、腰を入れることもできない。正面から入ってもダメージを与えられた様子はない。
 それでも隙をうかがって金的を狙えば、気絶くらいさせられたかも知れない。後悔するがもう遅かった。
 男は近くに生えている蔦を切り払ってくる。アンネロッテは、近づいたらもう一度蹴りを食らわせてやると足を上げる。しかしその不安定な足を、男はやすやすと掴み取る。

 男は手早く足首に蔦を巻き付け、それをアンネロッテの両手を縛る木の枝にかける。蔦を引っ張っぱると、アンネロッテの長く優美な右足が高々と引き上げられる。
「ああっ、よせっ」
 そのまま足首を枝に縛り付けると、アンネロッテは両手のみならず右足をも、頭上に掲げる、いわゆるY字バランスの姿勢で固定された。

 戦士の基礎として柔軟な体を作ってきたアンネロッテは、その不自然な姿勢でも痛みを感じることはない。
 だが、縦に大開脚させられると、薄く軽い素材の短いスカートは、腹側にめくれて下に垂れ下がる。腰回りを隠すためのそれは、もはや役割を果たせなくなった。
 むっちりと健康的な太ももが、付け根までもまぶしく見せつける。その先には、女として最も秘めやかなる部分を守る薄布が、その全貌を露わにするのだった。

「いい恰好になったじゃねえか、お転婆の騎士姫様には似合いの姿勢だ」
 うつむいて横を向いたアンネロッテの目に、池の水面に映る自分の姿が見える。無惨にも乳房を剥き出しにされ、手足を縛られ大股開きの自分だ。
 伸びやかな肢体を強調するような美しい姿でもあったが、アンネロッテ自身には、女体のいやらしさを見せつけているように見えた。
(こ、これが私……、誇り高い騎士となるべく精進を重ねてきた私が……)
 厳しく自己を律してきたアンネロッテは、悔しさとショックで声も出なかった。


「お、こいつはいい手触りだ、高級品だな」
 男の手が下着ごしに尻を撫で回す感覚に、アンネロッテは我に返る。
「くくく、なるほど騎士姫とは、騎士の鎧をまとっても肝心のこの部分はお姫様ということか」
 下着をいやらしい目つき検分すると、男がからかう。

 薄い桃色と紫の混じった色は、高級な絹にしか出せぬ光沢を帯びる。繊細なレースに飾られ、ぴったりと張り付く薄布は、美尻のみならず股間の膨らみすらも明らかにする。
 確かに可憐な令嬢や姫君が身につけるに相応しい代物だった。

「戦ってる最中にちらちらと見せつけるから、気が散ってしょうがなかったぜ。こいつも騎士姫様の武器ってわけかい」
 男はわざと、下着に顔を近づけてはじっくりと見ては、匂いをかぐ振りをした。
「そ、そんな訳があるかっ! み、見るんじゃない! ああっ、そんなところを嗅ぐなあっ!」
「ん、そういや、ガイノスの高級娼婦もこんな下着を着けてたっけな。じゃあこいつが隠してるのは、お姫様か、それとも娼婦か、どっちかな」
「き、貴様ぁ、許さぬぞ、あぁっ、やめろっ、そんなところぉ」
 アンネロッテは鼠蹊部を撫でられ思わず悲鳴を漏らした。

「ふふふ、そうだな。こっちより先に可愛がってやらなきゃならんところがあったな」
 男は顔を上げると、アンネロッテに向かっていやらしく笑う。そして両手を伸ばすと、無防備な脇腹を十本の指で触れる。
「ひゃっ、ひゃぅぅっ」
 敏感な肌を刺激され、アンネロッテはびくっとして変な声を漏らす。
 そのまま胸骨に沿って指を滑らせる。その終着点は胸にそびえる双丘のふもとだった。

 もはやアンネロッテに一切の抵抗の手段は無い。
 騎士の誇りを支えるものは卓越した武技であり、その強さも手足を縛られては発揮できない。
 誇り高き騎士姫も、今は恥辱を噛みしめながら、男の掌中にその柔乳房を全て捧げるしかなかった。

「あふぅっ、よ、よせ、だめだっ、そんな触り方、するなぁっ」
 中年男の、執拗にして精確な愛撫が乙女の豊乳を襲った。
 ときに楽器を弾くように繊細に十指が動き、ときに荒々しく脂肪を揉み上げる。その度に騎士姫の柔乳は自在に形を変え、手を放すとぷるんと元の美丘に戻る。
 それが楽しいのか、男は乳房を弄ぶのに一向に飽きる様子はない。

 そして、アンネロッテの方にも変化が現れた。
 はじめはくすぐったさが勝っていた。目立ちすぎる自分の女の部分を、いいように触られる恥ずかしさも強かった。
 それがだんだんとくすぐったさではない感覚が生まれてきたのだ。
 男の手が優しく乳房をこねる時、指で丘を縦になぞるとき、そして恥ずかしい乳首に触られた時、電流のようなパルスが内奥に走って、ビクッと体を痙攣させてしまうのだ。
 それをされる度に、なんとも切ない気分が湧き起こって、もっともっと同じ感覚を味わいたくなる。
(な、なんだこれは。私の体が変になってしまうっ……)
 ずっと男として振る舞うよう育てられたアンネロッテは、自分の女体が享受すべき快楽に関して全くの無知であった。
 今感じているのが、性感なのだとすら分からず、怯え、混乱するのみだった。

「ああっ、はんんっ、い、いい加減にしろ! い、いつまでやっているんだ、あふぅん」
 知らず知らずアンネロッテの出す声には、甘い喘ぎが交じるようになった。
「どうだ、気持ち良くなってきただろう。巨乳の癖に敏感だな、このいやらしいおっぱいは」
「な、何を馬鹿なことをっ。全然気持ち良くなんか、ない、はぅっ」
 嘘ではなかった。彼女にとって、まだその感覚を気持ち良いと認識できなかったのだ。
 しかし、男はそうは取らなかったようだ。

「それじゃあ、こういうのはどうだい」
 男は正面に張り出す乳房に顔を近づけると、広い舌で薄紅色に震える先端を思い切り舐め上げる。
「あひゃぁん!」
 熱くぬめりながら、ざらりとした感触が乳首を通して電流になり、アンネロッテは思わず悲鳴を上げた。
「ふふふ、これだけ見た目が美味そうだと、本当に甘く感じるぜ」
「なっ、なっ」
 乳首を味わわれるという行為のいやらしさと、それに対する自分の反応に驚いて、アンネロッテは言葉も出ない。

 続けて男は、肉丘の頂点をかぶりつくように口に含む。そして、舌で肉蕾を転がし、吸い付き、甘噛みする。
「はぁん、ああっ、だめっ、あふぅ、あぁん」
 男の舌の蹂躙に対して、思いも寄らぬ甘い声を上げてしまいアンネロッテの困惑は深まる。
(ああっ、こんなことされたくないのに……どうして甘えて喜んでいるような声が出てしまうんだっ)
 男は口を離すと、今度はもう一方にむしゃぶりついて、同じように恥じらいの山頂を味わい尽くす。
 唾液まみれの片方も、指につままれ、引っ張られたり、弾かれたりと、なおもいじられ続けた。
「はぅぅっ、くっ、あっ、や、やめろぉ」
 身動きの取れない状態で、いいように両乳首を弄ばれるアンネロッテは、体を走る電流に悶える。

 アンネロッテも、これが性の快感なのだと、薄々気が付きはじめていた。
 もちろん男女が交わり快感が生まれることは知識と知っていた。しかし、それはもっと穏やかな、仲間と抱き合った時に感じる暖かさの延長のようなものだと思っていたのだ。
 思春期を身も心も男になりきるつもりで過ごしたアンネロッテの性に対する意識は、実は子供のそれと近かったのかもしれない。
 そんな未熟な精神面に対して、うら若き女の肉体は既に準備ができている。
 経験に裏打ちされた男の手管で、放置されていた女体の才能は、急速に開花されつつあった。

「はぁっ」
 音を立てて男が吸い付く口をはなすと、アンネロッテは荒い息を吐く。なぜか動悸が上がっていた。
「どうだ、乳首がびんびんになったぜ。感じやすくていやらしいな、アンネロッテのおっぱいは」
「なっ、あんっ」
 指で弾かれながら指摘されると、確かに胸の突起が腫れたようにじんじんと堅く膨らんでいる。
 それが自分の快感を味わった証拠なのだと気がつくと、急に耐え難い羞恥に襲われる。。真っ赤な顔を振って、思わず否定の言葉が口をついて出た。
「う、嘘だっ、ああっ、これは、これは違う、感じてなんかないっ! あくぅん」

「ほほう、だったら、ここに染み出してるのは一体何だと言うんだ?」
 わざとらしく溜息をついて、男が剥き出しになった下着の底部を触る。
「ああっ」
 最も重要な秘密を守るそこには、いつの間にか丸い染みができて色を濃くしていた。
 アンネロッテ自身にはその様子は見えないが、触られたことで、濡れた布の感触を教えられた。
「おっぱいを弄られただけで、こんなに濡らしやがって。ははは、まさしく下の口は正直ってやつだ」
「っ、違う、違うっ、そんなのじゃないっ! ……あ、汗だ。お前が変に触るから、熱くなって汗をかいたんだっ」  
 アンネロッテも、流石に女の部分から染み出す液体の意味は知っている。
 しかし、自分の本来の性に不慣れなアンネロッテは、突然突きつけられた女体の反応を受け入れることができない。好きでもない男に体を触られて、いやらしく感じてしまっているなど、自分でも信じられないのだ。

「やれやれ、この期に及んでまだそんなことを言っているのか。どれ、だったら本当に汗かどうか、直接確かめてみるとするか」
 男はソードブレイカーの先端を、下着の側面の一番細い部分にかける。
「ま、待てっ、やめろっ」
 アンネロッテは悲鳴のように叫んだ
「いや、やめて、やめてくれ、お願いだ・・・・・・」
 ついに、それまでの強気な態度が崩れ、懇願する口調になってしまう。自分でもそのことに気がつき、真っ赤になった頬を一筋の涙が流れた。
「そ、そんなことをしても何の意味もないだろう、もうこれ以上辱めないで・・・・・・」
「それじゃあ、おっぱいをもまれて感じていたとと認めるのか?」
「くっ、ううぅっ」
 アンネロッテは真っ赤な顔を横にぶんぶんと振った。
 恥ずかしい大股開きのまま、下着を取り払われるなど、考えるだけで乙女の心は恐怖に襲われる。しかし一方、自分の女体のいやらしさを認めることも、同程度に恐ろしい恥辱であった。

「それじゃあ、やっぱり見てみるしかないな」
 男は、ソードブレイカーを軽く引く。可憐な下着の、上げられた右足の側が儚く切れた。切れた部分が垂れ下がってきわどい肌を見せながら、下着はまだアンネロッテの秘部に濡れて張り付いていた。
「ああぁっ! だめっ!」
「さぁて、これが最後だぜ。感じて気持ちよくなっていたと認めるか?」
「う、うぅぅっ・・・・・・み、認める。だから、やめてくれ、お願いだ」
 ぷるぷると震える顔が葛藤の激しさを物語る。アンネロッテははらはらと涙をこぼしながら、一方の恥辱を受け入れた。
「何を認めるんだい、きちんと言わないとわからないなあ」
 男は下着にあてたソードブレイカをなぶるように動かして、さらに自分を辱めるよう促す。
「お、お前に胸を触られて、舐められて、感じた・・・・・・き、気持ちよくなった・・・・・・ああっ、もう許して・・・・・・」
 段々と小さくなる声にはすすり泣きが混じる。
 
「くははははは、やっと認めたな、女の快感を。だけど、お前は男のふりをしていたくせに、男のことが全然分かっていない」
 そう言って男は、アンネロッテにいやらしい笑みを向けた。
「そんなエロいことを言われたら、アンネロッテのおまんこが、どんなにいやらしくなっているか、見たくなるに決まっているだろう」
 男が刃を動かすと、最後の支えが切れた繊細な布は無残にはらりと落下する。

「いっ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 アンネロッテの最も秘めやかなる部分が、春の陽光の下に晒される。
 涼風が優しくそこを撫でるのを感じた騎士姫の口から、魂消るような悲鳴が飛び出した。
 実際アンネロッテは羞恥に魂が切り裂かれる思いだった。
「こりゃあ、いいや。お姫様はおまんこまでもお姫様か」
 無残にも縦に大きく割り開かれた脚の根本を、男は、かぶりつくようにして見る。

 そこに曝かれた乙女の秘唇は、何とも可憐だった。
 ぷっくりとふくれた二つの肉畝は、滑らかな白い肌の無毛で、柔らかそうに合わさっている。
 その合わせ目からは、薄桃色の肉花びらが、小さく恥ずかしげに顔を出していた。
 花びらの間からは透明な粘液がしみ出しているが、大開脚にも関わらず、合わせ目はぴったりと閉じている。
 肉割れの上端の先では、繊細な銀色の恥毛が萌えて、乙女の秘割れを慎ましやかに飾った。
 そこが大切に隠し守られ、何者にも触れられたことがないことは明らかだった。

「ああっ、いやっ、いやぁっ、こんなの嘘だ・・・・・・」
 アンネロッテは激しく髪を振り乱しながら、泣き叫んだ。男に、自分の女の証である性器を見られていると思うと、恥ずかしさのあまり気が狂いそうだった。
「ううっ、嘘つき・・・・・・あんな恥ずかしいことを言わせておいて、約束したのにぃ」
 アンネロッテは男に対する怒りで何とか精神を立て直そうとする。
「おいおい、俺はいやらしく感じていることを認めたら、下着をとらないなんて言った覚えはないぜ。お前が都合良く誤解しただけさ」
 そんなアンネロッテを男はせせら笑う。
「それにしても、本当に感じまくってたんだな。ぬるぬるじゃねえか」
 男は、秘割れをなぞるように指を這わせる。
「くぅっ、あぁっ、さ、触るなぁっ、はぁんっ」
「おやおや、もう感じてるのかい、こっちも敏感だな。どれ、中まで見てやろう」
「あっ、ああっ、やめろぉっ!」

 男の二本の指が、容赦なく乙女の秘門をかつて無いほどに開いていく。
 複雑によじれる肉唇が濡れ光る奥、女体の源泉たる小さな膣穴までもが男の目前に曝かれる。
「ああぁっ」
 自分ですら見たことのない秘奥の場所に、外気と視線を感じて、アンネロッテは恥辱の悲鳴を上げた。
「中まできれいな色だな。ん、こいつは処女膜か。くくく、やっぱりな。可愛いなりして、物欲しげにひくひくしているから、もしかして経験があるのかと思ったぜ」
「い、いやぁっ、見るなぁっ、あぁん、触るなぁ」
「そんなこと言いながら、蜜がどんどんあふれてくるぞ。まったく、処女のくせにすけべなおまんこだな」

 そう言いながら男の指は曝かれた秘密の部分を蹂躙する。
 陰唇をつつき、秘肉をなぶり、膣口の周りをなぞる。
「はぁっ、くぁぅっ、や、やめろっ、あふぅっ、か、体が、はぁぁん、変になってしまうぅっ!」
 胸よりもっと直接的な快感が乙女の体に襲いかかる。羞恥で灼き切れそうだった心は抗うことができず、高い声が甘えるようにのどから漏れるのを止められない。
 電流のように痺れが走り、吊された体から力が抜ける。もっともっととねだるように、腰がいやらしく動いてしまい、そのせいで豊乳までもが切なく揺れる。

「あつっ、あくぅぅぅっ」
 突然、痛いほどの刺激が走った。
「おっと、騎士姫様のクリトリスは、処女のくせに意外と立派だな、もう可愛い顔を出してやがる」
 男の言うとおりやや大きめの肉真珠が、割れ目の上の方で包皮から飛び出て、その実を濡れ光らせていた。
 男はにやりとして、それに顔を近づけると舌を伸ばして、とがらせた先端ではじく。
「あきゃっ、ひゃうぅぅぅん」
 そのまま男は乙女の最も弱い部分を、舌と唇でねっとりと責める。
「はぁぁーーっ、はあっ、はぁあぁぁん、だめぇ、そんな、汚い、はぅあぁっ」
 小水の出る陰部に口をつけられ舐めしゃぶられる。アンネロッテには嫌悪感しか感じないはずの行為だ。しかし今は、肉真珠から走る快感と共に、嫌悪感は背徳的な快美感になった。
 股間を舐める男が、そんなアンネロッテのとろけきった顔を下から見上げて、目で笑った。

 余った男の両手が上に伸びてきて、揺れ動く乳房を掴む。そして先端に屹立する乳首をつまむと、揉むように刺激をし始める。
「あはぁっ、はぅぅん、はあっ、はあん」

 アンネロッテは、三点から来る快感の波に、もう決壊寸前であった。
 縛られた体に連続して走る快感の電流はどんどん強くなる。
 高まる快感に未経験のアンネロッテは恐怖を感じた。
「ああっ、ああっ、だめぇ、私の体、はぁんっ、おかしくなっちゃうぅっ、ああっ、もうだめぇ!」
 あえぎ泣く乙女にも男は容赦せず、震える肉真珠を甘噛みして、両乳首をつまみ上げた。
「ああっ、ああああああああああーーーーーーっ」
 ついに快感の大波が全身を駆け抜けて、アンネロッテを初めての絶頂に押し上げた。
 丸く開けた口からは叫ぶような声が放たれ、上を向いて見開かれた視界は真っ白になった。

 永遠にも思えた絶頂の瞬間が過ぎ去って、体中の力が抜けていく。
 快感の余韻が体を痙攣させるのを体験しながら、アンネロッテは緩んではいけないところまで緩むのを感じた。
(ああっ、だめ・・・・・・)
 強烈なショックで呆けさせられた精神は、その基本的な禁忌を止めることができない。
 アンネロッテのひくつく肉唇の合わいから、薄黄色の液体が放出され始める。
 横に向けて放射される小水は、池に落ちて大きな水音を立てる。
 男が驚いたように口笛を吹き、間近で見られているのを遠くに感じられる。
 今は羞恥や背徳感すら甘い快楽に変わってしまうのをアンネロッテは感じていた。

 放尿は意外と長く続き、その間にアンネロッテの意識は正常に働くようになる。
(ああ、ああ、私はなんてこと浅ましいを・・・・・・)
 先ほどまで感じていた快感、響かせた声、漏らした体液、すべてが恥辱となってアンネロッテを苛んだ。
 アンネロッテは泣き出した。もはや騎士の誇りも、乙女の貞潔も、人間の尊厳、すべて崩れ去った心地だった。

 男はそんなアンネロッテを楽しそうに見ていた。
「そんなに泣くな。女の快楽を初めて味わって良かっただろう」
「だ、黙れ! 貴様なんかに・・・・・・うぅ。もう十分私を辱めて満足しただろう。いい加減放してくれ・・・・・・」
「やっぱり分かっていないな。ここで満足する男がいるものかよ」
 そう言って男は、ズボンを脱ぐ。アンネロッテの目に、グロテスクに勃起した男根が飛び込んでくる。
「なっ」
 アンネロッテの目が驚愕に見開かれた後、真っ赤になって目を背ける。そして恐怖で青くなると、体を震わせた。
「ま、まさか私を・・・・・・」
「裸にひん剥かれて、あんあんよがってから、まさかもくそもないだろう」
「ひっ」
 男が近づいてきて、アンネロッテの頬を掴んで自分の方を向かせる。
「お前だって俺をぶち殺しにきたんだろう。犯されたって文句を言える立場かよ」
「そ、それは・・・・・・」
 殺すつもりまではなかった、と言っても真剣で戦った以上通用しないだろう。
「あ、あれは正々堂々たる一騎打ちだった。私は負けた。お前の強さには敬意を払う。だから、敗者にも相応の扱いがあるだろう」
「ふん騎士道精神ってやつか、俺には関係ないね」
「お前だって騎士の息子なんだろう!」
「でも騎士じゃなく傭兵になった。傭兵の理屈じゃ、力が全てだ。気にくわない奴がいたらぶち殺し、抱きたい女がいたら、犯すのさ」

「くぅっ、お、女を縛って無理矢理などと、男として恥ずかしくないのかっ」
 言いながらアンネロッテは絶望する。
 かつて似たような台詞を言って、男に狼藉されている娘を助けたことが幾度かある。
 だが、今の自分は助ける側ではなく、犯される無力な娘の立場なのだ。そして、自分を助けてくれる者は、どこにもいない。
 アンネロッテは、自分が犯される側になるとは今まで思ってもみなかった。
 自分の武技がこの大陸でも最強の部類だと信じ、それを証明してきた。
 もし自分を倒すほどの男がいたとしても、そんな達人は女を無理矢理犯すような下劣な男ではないだろう。クロイツ辺境伯の長男としてまっすぐに育った故か、そんな根拠のない思い込みがあったのだ。

「くくく、そんなにいやがるもんじゃないぜ。さっき、おまんこを舐められて、いったときは気持ち良かっただろう。小便を漏らすほどだもんな」
「うぅっ、あれはっ、……言うなぁっ」
「これでも俺は優しい男だぜ。女を犯すときも感じさせて、天国へ連れてってやるからな。犯される前は、操を奪われたら死ぬなんて言ってた女も、最後はもっと犯してと泣いて頼むようになるのさ」
「下種めっ……うっ、私は絶対そんな風には……んあぁっ、やめろおっ」 
「ふふふ、騎士姫様もこんな感じやすい体じゃ、すぐにそうなるな。男の振りをして女を押さえつけても、体の方は男に犯されたがっている。だからこんなにいやらしく胸も尻も育つのさ」
 男は言葉でアンネロッテを辱めながら、くねる女体を愛撫で追い詰める。先程絶頂したばかりの若い肌は敏感に反応して、アンネロッテを恥辱に悩ませる。
(こ、こんな下劣な男に触られてっ、ああ、また感じてしまう……)

「そろそろ、良さそうだな」
 男が、自らの怒張の先端を、乙女の秘部に押し当てる。
「ひっ」
 先端は赤黒く、太く固く屹立した肉茎には血管が浮き出て、乙女の目にはそれが人の器官であるとは思えないほど凶暴な姿に見える。
 その先端が攻めようとするのは、強制開脚で濡れ光る姿を露わにしながら、恥じ入るように閉じ合わさる様が初々しくも可憐な肉蕾であった。
(あ、あんな大きいものが入るわけがない……割けてしまう)
 アンネロッテは圧倒的な力の怪物に、無力な自分が喰い殺されるような恐怖を味わう。

「いやぁぁぁぁっ! や、やめて、お願い、それだけは……、どうか、それだけは……」
 男は亀頭を花肉に擦りつけて、締まる秘門をこじ開けようとゆっくり押し込んで来る。アンネロッテは無惨に開かされた部分に必死に力を込めて、なんとか侵入を防ごうとした。
 突如、アンネロッテの耳の中にふっと息が吹き入れられ、同時に脇腹を十指で優しく撫でられる。
「はぁんっ」
 体をぞくぞくとした感覚が駆け上り、一瞬体の力が抜けてしまう。
 みちぃっ
 内部で何かが割ける音を感じる。一瞬遅れて鋭い痛みが体を刺す。
「ああぅっ!」
 思わず顔をのけぞらしたアンネロッテは、体の内部に熱くて固い大きな異物が押し入ってくるのを感じて、目の前が真っ暗になった。
「あああ……くぅ、あくぁ……」
 大きく見開かれた瞳から、涙が頬を伝う。
 大きく挿し拡げられた柔らかい秘肉からも、純潔だった証が真っ白な太ももに赤く一筋流れた。

(ああ、嘘……、私、初めてを犯されてしまった。こ、こんな男に……)
「ふはははは、どうだアンネロッテ、これで本当に女になったな。くくく、お前を女にしたちんぽの感触をじっくり味わっておけよ。一生忘れられないくらいにな」
 喪失感と衝撃で、アンネロッテは声も出ず、うつろな目を空に向けるのみだった。

 男は、処女を突き破った巨根をゆっくりと、ほんの少しずつ、前後に動かす。
 同時に、まるで優しく慰めるかのようにアンネロッテの肌を愛撫し、舌を這わせる。
 男は焦らず、長い時間をかけて若い女体を愛でていった。

「んぁんっ」
 アンネロッテは自分の上げた声に驚いて、我に返る。
「ふふ、そろそろ感じてきたか。やはりいやらしいなこの体は」
 そう言って男は腰の動きをやや大きくする。
「あつぅっ、あぅ、痛い……」
 ずっと続いている破瓜の痛みは、もうそれほどでもない。しかし肉体の痛みを確認すると、心の痛みもよみがえる。体がばらばらになりそうな程の屈辱感を感じる。
「くぅっ」
 アンネロッテは唇を噛みながら、打ち砕かれた誇りをかき集めて男を睨み付ける。
「ゆ、許さない……こんなこと、あぁぅ、私に……はぁんっ」

 しかしもはや時既に遅かった。心が空白で抵抗力がなかった時にされた丁寧な愛撫が、その体に男の侵略を受け入れさせていた。
 初めて感じる、熱い肉棒に自分を内部から押し広げられる圧迫感。内壁を刺激して女体に生まれる感覚。アンネロッテは抑えきれない喘ぎ声を羞恥とともに漏らす。まるで自分が内側からめくり返されて支配されているような感覚は、屈辱の中にどこか快美感をともなっていた。
「ああっ、はぅぅ、ああん、だめぇ、はぁぁっ、どうしてぇっ……」

「くくっ、いい声でよがるじゃねえか。これで、わかったろう。女の快楽、犯される快感って奴がよ」
「い、いやぁっ、はあぁん、そ、そんなんじゃない、くぁぁ、あふぅ」
 男は腰を巧みに動かし、きつく締め付ける処女膣を丁寧にえぐる。浅い部分をえらで刺激し、最奥部を先端で叩く。かき回すように腰を回して複雑に分身を操り、処女の性感を目覚めさせる。
 リズムを変えながら体を走る快感に、アンネロッテは頭を振りしだいて、喉の奥から甘い声を上げ続ける。

「色っぽい顔をしやがって、初めてとは思えない乱れようだぜ。本当はずっと男にこうされたくってしょうがなかったんだな、いやらしい騎士姫様はよ」
「はぅぅん、はぁっ、ああっ、そ、そんなことない……あひぃっ」
 かろうじて残った理性が、快感に負けてはならないと叱咤し続ける。しかし、もはや敗北は明らかだった。
 股間からの刺激が全身を甘く痺れさせ力が抜ける。その肌を触られるとさらに切ない気分になって、女体をくねらせてしまう。
(ああっ、だめよ、気持ち良すぎて、おかしくなっちゃう。私の体は、こんなにいやらしかったの……?)

 ついに男が深いストロークで抜き差しをし始める。えらで内部をかきながら、男根を抜けそうな程引いたかと思うと、子宮口を押し上げるまで埋め込む運動を繰り返す。
 破れた処女膜が痛みを発するが、今やそれすらも快感を深くする程だった。
「あぁっ、あぁっ、あぁっ、だめっ、だめぇ、いっちゃうっ、わたし、またいっちゃうぅぅ!」
 目の前に星が瞬くほどの快感に全身を支配され、アンネロッテが身も世もなく叫ぶ。
「いっちまいな、雌にしてやるっ!」
 男は激しく腰を打ち付けながら、肉割れの上端から充血して顔を出す赤い肉真珠を指でつまみ上げた。
「あんっ、はあぁっ! もうっ、もうだめっ、んああぁぁぁぁぁぁぁっーーーーーー!」
 その瞬間、高まり続けた快感が、爆発を起こす。
 視界が白く瞬いて、縛られた体が宙に浮いているように感じる。
 白い体を弓のように反らせて、アンネロッテは女肉の絶頂に全てを奪われる。そのまま夢見心地でびくっ、びくっと吊られた女体を痙攣させるのだった。


「くくくくくっ、最高だったぜ、アンネロッテ。」
 男が、女壺から男根を引き抜くと、白い液体が垂れ落ちた。
 アンネロッテはぼんやりとした頭で、この男に大切なものを汚され尽くされたことを実感するのだった。
 男は手足を枝に縛っていた拘束を解くと、手早く手足の鎧も脱がしてアンネロッテを完全な丸裸にする。
 そして、快感の余韻と強姦のショックで崩れ落ちるアンネロッテの尻を後ろから抱え上げた。
「ああっ、もう許して……」
 もはや抵抗する気力もなく、普段の気丈さからは考えられない弱々しい声しか出ない。
 男は容赦なく、四つん這いのアンネロッテを後ろから貫く。
「はあぁっ、あふぅん」
 諦めと絶望に心が折れると、肉体の快感だけが満たされ、いつまで続くのかもわからない快楽にアンネロッテは溺れてしまう。
 男の下腹部が尻肉を打つ音に合わせて、甘い嬌声が高らかに木々の間に響き渡った。

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