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カッコウの官能小説劇場

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□ 騎士姫の復讐 □

第二章 羞恥のパレード

「ああ……」
 アンネロッテがうめき声を上げて気がつく。いつの間にか、柔らかい草むらの上に寝ていた。
 何も身につけない裸を陽光に晒し、両手は革紐で縛られて近くの木に、繋がれている。
 股間のうずくような痛みが、つい先程まで凌辱されていたことを思い出させる。快楽に屈服したアンネロッテは再び絶頂に押し上げられて、そのまま気を失ったのだ。
(……私は、汚されてしまった……。あんな男に犯されて、快感に流されてまるで獣の様に……ああ)
 誇り高く潔癖な騎士姫の瞳から、止めどなく涙がこぼれる。うら若き乙女には、あまりにも辛い現実であった。
(いっそ、舌を噛み切って死んでしまおうか……、ここまで辱められて、もはや騎士の誇りを守るためには、それより他に途はない)
 絶望に満たされた中で、そんな誘惑が頭をよぎる。
(いや、そんな事をして、どうしてあの世で父上にお会いできる。それに、今も待ってくれている仲間達がいる。私を信じて、叛乱に参加している姉妹達が。まるで町娘のように男に犯されて自殺したなどと聞いたらどう思うだろう。しっかりするのだ、これしきのことで……)
 アンネロッテは唇を噛んで、誘惑を退ける。大義のために我が身を捧げると誓った自分が、自ら命を絶つなど許されることではない。それでも、頬を流れる涙は止まりそうになかった。

「よう、気がついたようだな」
 男が館の方から戻って来た。普通の服を着て剣を履いている。
 傍らにはロバを引いて手綱を握っていた。
「さ、触るなっ、何をするっ」
「あんなに、ぴったりくっついて気持ち良くなった仲じゃねえか。今更恥ずかしがるなよ」
 男は軽々とアンネロッテを持ち上げると、ロバの背にまたがらせた。
「そんな、あふっ、直接あたる……」
 柔らかい秘肉が獣の背中に押しつけられ、毛皮に刺激される。乾いたのは表面だけで、まだ湿っている内部から蜜がこぼれそうだった。
 鞠のような尻肉が割り開かれ、ひしゃげて形を変える。
 男はアンネロッテを後ろ手に縛り直し、本来荷車を固定するためのベルトに止める。アンネロッテは降りることはおろか、上体を反らし気味にして胸を突き出すような姿勢で固定された。
 

「さて、行くぞ」
 男はアンネロッテの尻をぴしゃりと叩くと、ロバを引きはじめた。
 ロバの歩調に合わせて、アンネロッテの股間に振動が伝わる。鞍も鐙もないため、不安定な状態では、張り出す乳房が、上下左右に揺れてしまう。
(くぅっ、騎士たる私がこんな、罪人みたいに……)
 本来ならば勇壮な軍馬を駆って自由に戦場を疾駆するアンネロッテにとって、これほど屈辱的な騎乗はない。
 抵抗できぬ我が身を恨んで、無言によって屈しない意思を示すのが精一杯だった。
 男はそれを面白がるようにして、卑猥なからかいを口にしながら、アンネロッテの柔肌を触ってくる。
 敏感な乳首や股間までもいいように弄られながら、アンネロッテは真っ赤な顔で唇を引き結んで、それに耐えていた。

 しかし、しばらくロバの背に揺られて進んでから、アンネロッテは恐ろしいことに気がつき、思わず声を出した。
「わ、私をどこへ連れて行くつもりだ!?」
「どこって、ボレック村さ。村の奴らに聞きたいことがあるからな」
「ま、待て。せ、せめて、何か一枚羽織らせてくれ。このままじゃ見られてしまうっ」
 アンネロッテは、思わず焦り声で頼んでしまう。
「駄目だね。せっかくのきれいな体だ、あいつらにも眼福を味合わせてやろう。くくく、これも上に立つものの義務だ」
「そ、そんな、まさか……」
 アンネロッテは男の本気を感じて愕然とする。憎むべき敵側とはいえ、公的な役人である代官が、若い女を裸にして見せびらかそうする事が信じられなかった。
 目の前の男が、世の良識と言うものを踏みにじって平然とする人間だと、ようやく理解したアンネロッテは、恐怖の目で男を見るのだった。。
 
 焦りと恐怖で混乱しているうちに、すでに村の外れに着いていた。
 農作業の帰りか、鍬を持った若者が、純朴そうな顔に驚愕が浮かび、目を見開いてこちらを見ていた。
「いやぁっ……」
 思わずか細い悲鳴を上げる。羞恥に頭が沸騰する思いである。
 アンネロッテは身をよじって逃れようとするが、手首に紐が食い込むだけで死刑台たるロバの背から降りることはかなわない。

「おい、小僧! 代官が村長に会いに来たと伝えろ。ぼけっと見てるんじゃねえ! とっとと走れ!」
 男が大声でどやしつけると、若者は跳び上がるようにして村の中へ駆けていった。

 そして、その怒鳴り声が響いたためか、狭い村の中から何事かと人が集まってきてしまった。
 村人達はロバの上で上気する完璧な女体を、一様に驚愕の目で見つめている。平凡な小村が突然に非日常の空気に包まれる。その原因として一身に注目を集めているのは、他ならぬ自分の裸体だということを、アンネロッテも意識せざるを得なかった。
 誇り戦い騎士姫にとってはまさに悪夢のような状況であった。
「ああ……嘘、こんなの嘘よっ、あんまりだわ……」
 容赦ない視線に素肌を刺され、アンネロッテは羞恥の余り激しく横に首を振る。若い女体が波打って、張り出した大きく乳房が揺れた。

「お母さん、何であの人裸なのお?」
「しっ、見るんじゃありません、家の中に入ってなさい!」
「綺麗だなあ、まるで妖精みたいだ……」
「ふん、あんなおっぱいが大きい妖精はいないわよ、乳首まで立たせちゃっていやらしい」
「きれいな肌……抜けるような白ってああいうのね」
「わ、割れ目まで見えるよ。下の毛も銀髪なんだ」
「やだ、あの出てるのってもしかして、クリ・・・・・・」
 村人達は、代官への恐怖のためか、ささやき以上の声を上げない。一方それにはどこか抑えきれぬ興奮が混じっていて、アンネロッテの羞恥心を責め立てる。
(ああ、お願い、見ないで……)
 賛嘆や品定め、哀れみや嫉妬、淫猥な視線と声を浴びせられながら、アンネロッテの行進は続く。男は髪の毛を引いて、顔を下げることすら許さない。羞恥で真っ赤になったその顔は、発情しているようにも見えて、たまらない色気を醸し出していた。

「可哀想に、あいつに犯されたんだな」
 呟くような声が耳に入り、アンネロッテを恥辱で苦しめる。先ほど男に処女を散らされ、よがり泣かされていたこと全てが知られてしまったような気がした。
(ああ、いっそ死んでしまいたい……)
 再び自決の誘惑が首をもたげ、アンネロッテははらはらと涙を流すのだった。

 村の中程にある、大きな家の前で、ようやくロバののろい歩みが止まる。家の前では、アンネロッテも見知っている村長が、恐怖に引きつった面持ちでで立っていた。
「ベ、ベルトラン様、ご機嫌麗しゅう……」
「よお、村長。くっくくく、確かに機嫌は悪くないぜ」
 そう言って男はアンネロッテをロバの上から、太股を持って抱え上げる。
「い、いやぁぁぁっ!」
 絹を裂くような悲鳴がアンネロッテの唇から漏れる。
 まるで幼子に小水をさせるために抱え上げるような姿勢で開脚させられたのだ。股間の秘密の肉割れが全て白日の下にさらけ出される。
 度重なる振動のせいでそこは刺激されてうっすらと赤く充血している。花びらは濡れほころんで、奥の穴までその姿を現し、そこから犯された証である白い液体が垂れてくるのだった。
 あまりにも淫猥なアンネロッテの秘唇の様子に、どよめきと、若い女の悲鳴が上がる。
 アンネロッテは恥辱の衝撃で気も失わんばかりである。
(み、見られている・・・・・・私のいやらしい部分が、全部、ああぁっ)
「こんな上玉が俺をぶち殺しに来てくれたからな。おかげでたっぷりと楽しませて貰ったぜ。くくく、全くこいつをよこした奴に感謝したくらいだ、なあ村長」
 男はわざと見せびらかすように、ゆっくりとアンネロッテをおろす。
 そしてそのまま崩れ落ちるアンネロッテを引きずるようにして、赤くなったり青くなったりしている村長の家の中に入っていった。

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