2ntブログ
 

カッコウの官能小説劇場

* Novel List アンネロッテ

スポンサー広告

騎士姫の復讐

 第四章 饗される女体
 アンネロッテはベッドの上で目覚めた。寝返りを打とうとして、両腕が頭上で縛られて、ベッドに繋がれているのに気がつく。 あれから、またロバの上に乗せられ、屋敷に戻ってきたのだ。既に暗くなっていたため、村人から余り見られなかったのは幸いだった。 昨晩、汗と精液で汚れた体を風呂で洗われた時、アンネロッテは虚脱状態だった。そのせいか、そのまますぐにこのベッドに寝かされたのだ。 男は終始無言で、固い無表情を...

騎士姫の復讐

 第三章 密室の輪姦劇
「申し訳ありません。あ、生憎と家人は出払っておりまして。なにぶん急のお越しでしたので……」 村の集会にも使うのか、大きなテーブルのある広間に案内すると、村長はワインとグラスを自分で持ってきた。どっかりと中央の椅子に座った代官の前に震える手でワインをつぐ。 二人の男が後ろに付き従っている。一人はアンネロッテも知る村長の息子でまだ若い。もう一人は村長と同年配で、頑丈そうな体だが、片腕を布で吊っていた。 ...

騎士姫の復讐

 第二章 羞恥のパレード
「ああ……」 アンネロッテがうめき声を上げて気がつく。いつの間にか、柔らかい草むらの上に寝ていた。 何も身につけない裸を陽光に晒し、両手は革紐で縛られて近くの木に、繋がれている。 股間のうずくような痛みが、つい先程まで凌辱されていたことを思い出させる。快楽に屈服したアンネロッテは再び絶頂に押し上げられて、そのまま気を失ったのだ。(……私は、汚されてしまった……。あんな男に犯されて、快感に流されてまるで獣...

騎士姫の復讐

 第一章 散らされる処女花
 アンネロッテは今、両手を革ベルトで水平に張り出す木の枝に縛られ、万歳の格好で若い肢体を吊されている。 なんとか地面に足はつくが、腕に力を入れても、池のほとりに立つ太い樫の木の枝はびくともせず、せいぜい胸当てからはみ出た乳房が揺れるのみだった。「ふう、やれやれ、久しぶりにこんなもん着けると重くてしょうがないな」 代官の男は、そう言って鎧兜を脱いで放り出すと、元の粗末なズボンのみの姿に戻る。 そして...

騎士姫の復讐

 序章 決闘の行方
「お前が、ベルトラン・ボレックと名乗る女王の代官か」 透き通った女の声が響いた。 手斧で薪を割っていた男がゆっくりと振り向く。「……いかにも、俺がベルトランだ」 返事が遅れたのは、彼が声の主の美しさに目を見張ったからだろう。 長く豊かに広がる髪の毛は流れるような銀髪で、光を反射して紫がかった光沢に輝く。 その髪に包まれた顔は、絶世と言っていいほどの美形だった。 細く優美な眉の下、エメラルドのような瞳...
BACK|全1頁|NEXT